ご葬儀・法要のマナー
葬式の意味
葬式は、大きく分けて3つの意味を込めて執り行われます。
- 故人があの世でも幸せでいられるようにという祈り。
- 残された人が故人に別れを告げるための場。
- 大切な人を亡くした悲しみから立ち直るために死をしっかりと認識する。
葬式について
- ▼葬式とは
- 一般的に、通夜・葬儀・告別式・火葬をすべて合わせたものを葬式と呼びます。
- ▼通夜とは
- 葬儀の前夜に行われるものです。もともとは、遺族や親族が夜通し線香を絶やさず、故人を見守り、別れを惜しむのが目的でしたが、現代では夕刻から2~3時間ほどかけて執り行われることが一般的です。
- ▼告別式
- 会葬者が故人に別れを告げるための儀式で、一般的に葬儀といわれれば、この告別式を指していることがほとんどです。
- ▼火葬
- ご遺体を棺に納めて火葬炉で焼却し、遺骨を骨壷に納める一連のことを指します。
※死亡が確認されてから24時間以内の火葬は法律で禁じられています
(一類感染症等は除く)
- ※ お清めについて玄関前に「お清めの塩」と「水」を用意しておきます。家に入る前に身にかけ水で口を漱いで、死の穢れを払います。
- ※
地域の風習や故人の信仰により種々ございます。
法事について
- ▼法事の意味
- 法事は故人の死後の供養として行われるものです。故人への祈りや死別から少しずつ立ち直るための場とも言えます。また、親類や故人の知人・友人が集まるため、故人を通して人との繋がりを強く実感することができます。
- ▼法事の儀式内容
- 一般的に、法要とその後の会食を合わせたものを法事と呼び、亡くなってから一定の周期によって行われます。
法要
お経を読んでもらい、故人を偲び冥福(冥土の幸福)を祈るための追悼供養の儀式です。故人が亡くなってから49日後に行う法要は、故人があの世へ旅立つ日だとされています。
葬儀後の忌日一覧(地域により読み方は異なります)
初七日忌(しょなのか) |
死後7日目
※ 仏教では亡くなった日を1日目と数えます。 |
二七日忌(ふたなのか・にしちにち) |
死後14日目 |
三七日忌(みなのか・さんしちにち) |
死後21日目 |
四七日忌(しなのか・ししちにち) |
死後28日目 |
五七日忌(いつなのか・ごしちにち) |
死後35日目 |
六七日忌(むなのか・ろくしちにち) |
死後42日目 |
七七日忌(しちしちにち) |
死後49日目
※ 四十九日とも言います。 |
百ヶ日忌(ひゃっかにち) |
死後100日目 |
年回忌法要
一周忌、三回忌、七回忌、十三回忌、十七回忌、二十三回忌、二十七回忌、三十三回忌、三十七回忌、五十回忌
- ※ 一周忌は満1年で執り行いますが、それ以降は「数え」で行います。
例えば)
三回忌は満2年目、五十回忌は満49年目です。法要の日程は参列者と僧侶の都合で決めますが基本的には命日を超えることがないようにします。
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